20150228

今日の先生

障子の張り替え、
今年は雪が積らないから彫刻は無理そうなので
ここぞとばかり違うかたちで発散しますす

指で穴空けるなんてもったいない
剥がす前にお遊びを 真剣に
今日の先生は、バンサンという人
線の量が水で模写するのに丁度いい
本の方はスゴく心動きます(図書館に蔵書あり)

20150226

my first camera

私のはじめての一眼レフはコレ
どーもくんと一緒

けっこう通好みなカメラ持ってるのね
でもレンズは不明。考えられるのは・・マニアすぎる

それはそうと ただでさえ押しづらいシャッターボタンなのに
その手でどうやって・・と
ファインダーは覗けそうだけど(もしも右目利きだったらの話だけどね)

どんな写真を撮ったんだろう。

20150225

わ、戻ってバンペしてます

明日から市内のガソリンの値が上がるというウワサに
家を出て国道に出る直前、あまり見ない光景に遭遇した。

ケンカ鶏だ。これはマズい。

車を降りてすぐ近所の飼主宅へ走り、オッチャンを探した
近くにオッチャンの御友達が見えたので、呼び止めて報告

「わ、戻ってバンペしてます」
話しぶりで標準語が通じないと判断したのか
とっさに あまり使わないデタラメ弁をひねり出した、わ

走り戻るとき、小屋のひとつが開いているのが見える
やはりそうだな、国道に出たらマズいなぁ。

相手はケンカ鶏

オッチャンが来るまで、にらみ合うこと数分、
キレイな光の下へうまく誘導して、シャッターを押しまくった

その後オッチャンの「餌でおびき寄せ作戦」に捕らえられた犯人
抱きかかえられた瞬間にフッとオトナシクなった

とたんに 今度はおとなしかったオッチャンが逆上
「なぁんにぇあ、×××××××××、こんのヤロゥ!」
あまり聞き取れない独特のオヤジ語(こっちはホンモノ)で
脱走犯を叱って騒動の幕が下りた

20150223

大潮のあと

大須賀海岸は大潮のあと
以前とは変わった地形を歩きながら
ポーっとイロイロ考える

引き波の跡がなんか
日本の先住民の紋様っぽい線

いつも撮ってるスポットでは
見える風景が変わっていた
こんなのを期待して撮っていた反面
なんか急すぎて焦る

20150221

受けて採る

目の前の景色が本気かどうか
本当かどうかはコチラを動かす
僕も含め、日本人はあまり人前で本気を見せない

先週は少ないチャンスを得たのだと思う
写真というものは何かを受けて撮る反射だ
(もちろん感情を排した表現もあるのだが/)
受け取ると同時に出力するのは、今度はこちらが本気かどうかだ

ピントがどこに合っているかも判らないし露出なんてコロコロ変わる
撮影が厳しい演出に古いカメラを持っていったのは失敗かと思ってたけど
かえってその事を気付かせてくれたよう

敗北のベタを見ながら

20150220

何事非娯

久しぶりのフィル現です
現像液ストックがチビットだったり、希釈計算間違ったり
さらに増感だったりで大変だった

そしてショックな知らせ、
いつもの現像液の国内販売が終了していた、
海外から取り寄せぇの 大量ぉの 割高ぁの。。。
またまた狭くなった白黒写真の行く末
暗室の中、今後を考えながら薬品かき混ぜ10分×6本

下敷きにした過去の雑紙にメモ発見
「何事か たのしみにあらざる」 そうだよね

20150219

柔いほうの耳

今まででいちばん美味いみみに出会った
もうみみが入った袋を持った瞬間
おおぉぉ・・これ・・
これは美味しいに違いないと判った

少し焦げているトコがたまらん、匂いまで美味い
ちょっと塩辛いけど、それ以外パーフェクト

こうなってくると干し餅(こちらは親戚製)も気になる
今年は寒くないからどうだろうか

20150218

えんぶりの主役に触れる

湊地区育ちなのであまりお祭りには縁遠かったのけど
方々の出張暮らしで、自分は日本人だという意識を強く持つようになってからは
注意していろいろ読んだり、見聞きしたり実際に感じたりしています
そして自分なりに撮れないものかと

数年前に読んだ本に、「えぶる」の語源でこのお祭りにピッタリな意味を見つけた
「えぶる」とは揺り起こし同時に安定を誘うという意味があるということだ

この事は最近のえんぶりの説明には書いていないので
何かわけがありそうだが、えんぶりの本質を捉えていていいのになと思う

(我が家の景造 墨のみの大画は珍しい)

2013年に感じた事は
えんぶりの主役は神様であるということです

寒が和らいできて、冬の間寝ていた神様に
農民は正月を祝い、もう春が来ても良いよと知らせます
主人は雪で覆われた自分の田に赴き地表の土を出してえぶる
これが僕のえんぶり起源の想像

そう、えんぶりで揺り起こされた神様
2年前は酒を欲しがり、そして今年はよろけて尻餅ついたのか
地が揺り動いたと直感したわけ

だって、そう感じて感動したんだものしょうがない
神様の尻餅は写真に撮れないよぁ、感じるものだからなぁ

!!!!!
新聞の観光PR誌見てたら「揺り起こす」が少し紹介されていた
いや〜嬉しくホッとした

20150217

えぶる

頭巾に手ぬぐい
襟首に挿すに采(ざい)が粋

長者山にてえんぶりのはじまり

8時ちょっと過ぎ
各組の奉納摺りが終わりかけた頃、地震があった
「ああ、今回はこれだな」と直感した
2013年の感じた事はこちら

感動している

20150215

色の波

昨日の展示からの流れで
非具象造形家・伊藤二子さんの近作を七戸

理屈とか感想とかがひねり出せない、そんな事が無意味な作品
ただただ色の波を発見し、のまれる展示で大好きな空間だった(特に奥の10作品)
千葉でマーク・ロスコ見て放心してしまったときと同じような感覚


今回は放心しなかったけど
十和田市民交流プラザのプレイルームで少し鉛筆を動かして落ち着いた
居合わせた子供の服がカラフルでも、全体的な色の少なさにホッとする

20150214

酵母ステップ

湊町の酒造メーカーの酒蔵で現代アート展「INCIDENTS」
酒蔵に入れる滅多に無い機会だなと思って、
いつも行くお隣の銭湯のついでに風呂道具持って入ったのだけど・・

ナカナカいい空間で、カメラと鉛筆を持って出直したしだい
広い空間に(蔵だもの)柱が20本くらいあって、
柱のリズムが写真展示に丁度いい感じ
本格的な空間の稼働を切に願う(というか応援したいなぁ)

柱には何やら計算の落書き、しかも結構高い位置

展示には子供(奔放現代美術家)がたくさんで
今日のメイン 嶋崎綾乃さんの作品に見入っていた
なんだろう?何故?解らない?でもなんかある?
「見えないものから生まれる景色」
理解できなくても、子供には何かクサビが残ったのだろうと思う
巧い演出だった。でも写真家泣かせ


大人にも、子供にもこんなライブな経験は大切だ
酵母ステップのプチプチする音が聞こえたろうか?

あっ、また今日も、甘酒呑みそびれた

20150213

SlowとSnow

21世紀になって15年も経つというのに
まだギアとかカムとかバネとかをいじっている

でも年に2,3回しかこんな機会が無くなった
機械式カメラの絶対数が減って、高級な物しか残らなくて
程度が良さそうなのしか修理しないのは悲しい

カメラはその後撮るために修理するけど
今時フィルムなんて使わないものね・・・


今回は東ドイツ製のシャッター
この種に宿命的な不具合、スローガバナー(右上)
なんか空中に浮いたような、フワフワした納まりのカメラだった

今夜は雪 という事は明日朝は撮影ですな

20150207

態度

何らかの方法でコップの中の水分子に印をつけ
それを海に流したとします。印のついた水はまんべんなく
世界中の海に広がって行く。ある日、地球上のとある海で
コップ一杯の水をすくったとき、その中にはなんと
印のついた水分子が十数個含まれている計算になるのだそうだ。

命の価値について最近突きつけられる
いろんな物事に直面したとき、今の日本人はどのような態度を取るのか。
首相の「罪を償わせる」という感覚は日本国民の感覚と合っているのだろうか
価値観やそれに対する態度は、印のついた水分子のように世界に広がっていく

政治家だけではない、メディア、インテリ、ネット、大衆、多くの人が
どんな態度を取ったのかは、後の人類の在り方につながる
その日、私は仏壇へあげる線香を一本多くした

そんな中、家人がヨーロッパ周遊(ツアー旅行)から帰って来た
こんな日本人もいるのだなあ
ドイツの空港での何らかの掲示には、態度を注視しなくてはならない
人(国)らが映っていた

20150203

blackbird fry

今冬の八戸に降る雪は、今のところ少ない
降っては融け降っては融け、ピリッとした空気の日和と
コントラストの高い時期とが交互にやってくる
撮影にはいい空気 寒いけど
"blackbird fry, blackbird fry"
歌ってるといい気分で集中してきます


意識が低く低くなるにつれて低くなる三脚
道端でおなか痛そうにかがんでいる人がいたら
そっとしておいてください、あとBlackbird 歌ってる人も


!!!!!
今なにげに検索しててビックリしたのだけれど
black bird fryっていうカメラがあるのね、しかも2眼
命名した人はきっと同じようないい気分を感じた人なのかも知れない